中坊進二に案内されて:清水寺に到着しました


銀閣寺の南の方に清水寺があります。
京都の修学旅行と言えば、この清水寺は絶対に欠かせないものになります。
もう観光団体と学校法人が何らかの密約でも結んでいるのではないかと
勘ぐるぐらいには、清水寺に学生が集まっていました。
もっとも、お土産を買う側からしても、
こうして露店が集中してくれていますので助かってはいるとも言えます。

そんな有名な寺ですので、
大人になった今でも再び来たくなる心理は働いたのかもしれません。
京都の町を反時計周りに中坊進二に案内して貰っていますが、
本日はこの清水寺で日が暮れて終わりになりそうです。
日が暮れる前に手早く境内へと足を踏み入れました。

学生時代は団体客として通りましたので、
参拝料の概念がありませんでしたが、清水寺の拝観料は300円になるそうです。
少し話はズレますが、この拝観料は何を基準で決められているのでしょうか。
参考までに、金閣寺400円、龍安寺500円、仁和寺500円、銀閣寺500円になります。
それらと比べますと清水寺の300円は格安と言えるかもしれません。
清水寺の規模はこれまで見たどの寺とも違わないと思いますので
掛かる維持費はそんなには変わらない筈なのですが、
お土産団体から補助金が出ているのではと疑念が働いてしまいそうです。
そのことについて中坊進二に尋ねましたが、知らん、と言われてしまいました。

バカなことを考えるのはやめて純粋に清水寺を堪能することにしました。
「清水の舞台から飛び降りて」として有名な本堂の舞台に、
横の柱の傷が一列に続く弁慶の爪痕まで見学しました。
特に面白いと感じたのは『音羽の滝の水』が販売されているところでした。
1本500円。
きっと富士山山頂並みの高さの霊験がこのビンに詰まっているのでしょう。
ネタに走って危うく買いそうになりましたが、中坊進二が止めてくれました。
本当に危なかったです。