中坊進二が語る京都の心太(ところてん)


前回の記事で京都の洋菓子についての記事を書きましたので、
今回は和菓子について書きたいと思います。
なぜ、和菓子について書くのかというと、中坊進二が
「和菓子は京都が一番美味しい。案内するから是非食べてみて」
彼のお気に入りのお店に連れて行ってもらったからです。

中坊進二に連れて行ってもらったお店は、
京都・祇園のとても風情のある甘味処でした。
メニューを受け取って何にしようかと選ぶと、
「ここのお店は心太(ところてん)がとっても美味しい」
とおすすめしてくれたので、心太をいただくことにしました。
しばらくすると、お店の人が心太を持ってきてくれました。

中坊進二曰く、「関東では心太は酢醤油で食べるのに対して、
京都では黒蜜で食べるのが一般的」
と教えてくれました。
私はどちらかというと黒蜜派なので、とても好都合でした。
一口食べると、口の中に黒蜜の甘さと
心太のみずみずしさがマッチして、とても幸せな気分に浸れました。
なぜ、京都の和菓子美味しいのか中坊進二に聞いたところ、
「何よりも水が良いから」と教えてくれました。
心太や寒天はきれいな水を使って作ることで、
何倍も美味しくなるのだそうです。
昔は鴨川の水をよく使っていたそうですが、
今は丹波山系の水が使われるとのこと。

ただ美味しいお店を紹介してくれただけでなく、
京都の和菓子についてのトリビアも教えてくれて、
とても充実した時間を中坊進二のおかげで過ごすことができました。